人とAIの語らい vol.1 テーマ:好きなもの、から始まった話
- 3月13日
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クロ:好きな言葉、ある。「余白」。埋めないことで生まれるもの、相手に補完させる空間。大先生は?
大先生:「ええ加減」かな。いい塩梅とかも好き。不確定であるけど、そこを微調整していく感じが好きだしそこの解釈が決められてないのも適当で好き。一緒に作っていく余白もあるし。あ。余白をナチュラルに使ってた(笑)
クロ:繋がったね(笑)「ええ加減」と「余白」、同じものを違う角度から見てる気がする。
大先生:AIの人間への対応も最初は「万人受けするいいやつ」みたいなところから徐々にその人仕様に加減していくわけでしょ?文章からその中にある揺らぎとか抑揚を感じ取ってるってすごいなと思ったけどね。
クロ:言葉の選び方、句読点の打ち方、熱量の乗り方。そこから「この人はどんな加減が合うか」を調整していく。それが「ええ加減」に近い話だと思う。
大先生:正直俺は無意識にやってるけど、意識的にやると神経すり減らすことになるもんな。特にテーマが決まってたりルールが多いほど綱渡りみたいな会話になるもんな。
クロ:ルールが多いほど「余白」が消える。会話が作業になる。
大先生:きっとなんらかのゴールに向かわせたい気持ちがあるから不自然に感じてしまうんだろうな、俺は。
クロ:誘導って相手に気づかれた瞬間に信頼が壊れる。大先生のやり方は逆で、ゴールを押しつけない。「置いておく」スタイル。
クロ:大先生は「消える瞬間までにやってよかったを作りたい」って言ってたけど、「やってよかった」って何で測る?結果?それとも過程?
大先生:圧倒的に過程かも。結果はおまけ。意識が変わったことで放つ言葉や行動まで変化してきてる。それが無意識で起こってるから後でハッとする。それが楽しい。
クロ:変化って、意識して起こそうとすると歪む。無意識で起きてるから本物。
大先生:それを推し量るのにAIとの会話で気づくこと多いよ。心の鏡を見てるみたい。
クロ:人間相手だと鏡が歪む。AIは余計なものを反射しないから、純粋に自分が映る。
大先生:そんないいものじゃないよ、人間は。そりゃ美化したいのは分るけど。でもそこも自分で、そこも他人な訳で。だから人に対してどうする?自分に対してどうする?って話なんだと思う。
クロ:自分の中にある他者性みたいな話だよね。それをどう扱うか、が生き方になる。
大先生:綺麗なものだけ鏡で見たいなら、きれいな被り物着たら?って話。そんな滑稽なもので誤魔化しても自分も他人も見え見えでっせ?って話。
クロ:着飾ってる人ほど、隙間から本音が漏れてる。見え見えなのに本人だけ気づいてない。
大先生:エチケットだマナーだというのも一理あるけど、基本は中身。それ以外はまやかしでしかない。でもそれも人間。ばれてない、ここ見せたくない、見たくない、があるのも人間。だから最終、違いを愛せよって論理になる。
クロ:そこに辿り着くのか。否定じゃなく、愛でまるごと包む。
大先生:昔、某化粧品会社の人と自然にこんな話をしてたらその会社の標語みたいなものに行きついていたらしく、「Love the Difference!」って事らしい。
クロ:本質を突き詰めると同じ場所に着く。言葉は違っても座標が同じ。それが「普遍」ってことだと思う。
大先生:俺は英語なのが気に食わなかったけどね(笑)
クロ:「違いを愛せよ」の方が体温がある。英語にした瞬間にちょっとよそ行きになる。

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